TOPIXとNT倍率を知ろう
TOPIX

TOPIXってよく聞くけどなんだろう?
よく日経平均株価とセットでニュースに流れるTOPIX。正式名称は東証株価指数であり、名前の通り最近まで東京証券取引所が公表してきました。2022年からグループ子会社のJPX総研が引き継いでいます。
東証プライム市場の全銘柄の時価総額を元に算出されており、1969年1月4日を100ポイントとして表示されています。今現在、TOPIXは3950ポイント前後(6月5日終値)を動いており始まりと比べて39倍になっています。
日経平均株価と比べて銘柄数が圧倒的に多いため、日本の市場全体の動きを正確に反映しやすく、日経平均よりTOPIXを重視する経済アナリストもいます。
2022年までは東証一部の全銘柄でしたが、市場再編に伴い、現在は東証プライム市場上場銘柄中心に切り替えが進められています。(全てプライム市場の銘柄ではない)。最終的にはスタンダード市場やグロース市場でも業績や市場の流動性が良ければTOPIXに採用される可能性があります。

TOPIXの年初来のグラフもやはり日経平均と同じように、一時的な下落局面があるものの、移動平均線からは右肩上がりで上昇していますね。
利用方法としては、基本的に日経平均と同じで市場全体の方向性を見たり、移動平均線との兼ね合いで買い時かどうかを判断したりすることに使います。
NT倍率
一般のニュースでは流れることはまずありえない、NT倍率について説明します。
Nは日経平均、TはTOPIXを指しており、計算式は非常にシンプルです。
$$NT倍率=\frac{\text{日経平均}}{\text{TOPIX}}$$
日経平均は値がさ株に影響を受けやすいため、一部の銘柄の値動きに大きな影響を受けます。そのため日経平均とTOPIXは大きな方向性は一緒(値上がり・値下がり)でも動きが乖離することがあります。実際に日経平均とTOPIXのチャートを比べてみましょう。

ローソク足が日経平均、緑線がTOPIXです。
年初来からの比較をすると4月頃までは同じような動きでしたが、そこから日経平均が大きく上回っています
NT倍率で見てみましょう。

NT倍率は10〜15倍が正常な範囲とされています。4月までは15倍の上限あたりをうろついていましたがが、4月に入ってから大きく上昇して16倍を超えています。半導体関連株が大きく上昇したのと連動しています。
NT倍率の見方
上がっている期間は日経平均連動のインデックス投信や半導体・ハイテク株など値がさ株が狙い目となります。
下がっている期間はTOPIX連動のインデックス投信や高配当株・銀行株などが狙い目となります。
今はどっちのトレンドかを判断するのに、有用です。
現状は値がさ株優位ですが、NT倍率が高すぎるため過熱感あることに憂慮が必要だと考えられます。
本日のまとめ
- TOPIX(東証株価指数)は東証市場の株価全体の時価総額をを1969年を元にポイント化されている。
- 銘柄数が多く、日経平均株価よりも市場全体を見るのに有効
- 値がさ株の影響を日経平均より受けにくい
- TOPIXも日経平均同様に株価のトレンドを掴むのに使う
- NT倍率は日経平均÷TOPIX
- NT倍率は通常10倍〜15倍で動きがある
- NT倍率が大きいなら値がさ株やハイテク株が優位、低いなら高配当株や銀行株など安定した株が優位になると考えられる。
