株取引で覚えておくあれこれ
日本にある証券取引所
日本には証券取引所が4つあります。東京・名古屋・福岡・札幌です。取引は99%以上が東京証券取引所で行われています。それ以外の3市場では取引が成立しないことが多く、株取引をしていて利用することはまず無いでしょう。私も一度も取引していません。
東証取引所の取引時間
9:00〜11:30までを前場、12:30〜15:30までを後場、言います。「前場」「後場」は株式市場特有の言葉が出ましたね。ただお昼のニュースでも『前場の終値は〜』と報道されることもあるので、これまで株式取引をしたことがなくても耳にしたこともあると思います。
■取引最後の5分間に注意。
15:25〜15:30の5分間の取引を覗くと取引が成立せずに止まっているように見えます。これは「プレ・クロージング」と言って、実際に15:30分まで取引を停止し、注文のみを受付されます。そして、15:30になった瞬間に溜まった注文を全てまとめて一本の価格で成立させます。
昔はこの5分間が無かったので最後にまとめて取引が成立していましたが、終了直前に大きな注文が入ることで一気に株価が変動することがありました。不自然な価格変動が起こることを防ぐために設けられました。
急激な価格変動を防ぐためと書きましたが、まとめて注文を処理するシステム上思いもよらぬ価格になることもあります。慣れないうちは、残り5分間は取引を控える・指値注文にしておく、などの対策をしたほうが安全です。
寄り付きと引け
株特有の言葉が増えてきます。取引をしているうちに自然と覚えますが、簡単なので今覚えておきましょう。
「寄り付き」と「引け」は市場のタイミングを表す言葉です。
「寄り付き」・・・市場が始まって最初の取引が成立した瞬間のことです。9:00スタートなので基本は9:00となります。また後場の取引開始でも「後場の寄り付きで〜」と使われます。
「引け」・・・寄り付きとは逆に最後の取引が成立した瞬間のことです。15:30終了なので、基本は15:30となります。また、前場の取引終了時も「前場の引けは〜」と使われます。ちなみに前場の取引終了を「前引け(まえびけ)」、一日の終りを「大引け(おおびけ)」と呼びます。
■始値と終値(引け値)
寄り付きと引けを覚えたらセットで始値と終値(引け値)も覚えましょう。
始値(はじめね)・・・寄り付きに成立した値段
終値(おわりね)引け値(ひけね)・・・引けに成立した値段、終値と引け値は同じ意味です。ニュースでは終値を使うことが一本的です。
約定日と受渡日
覚えておく事項に約定日と受渡日があります。これは寄り付きや引けよりも重要です。しっかり覚えましょう。
約定日(やくじょうび)・・・取引が実際に成立した日
受渡日(うけわたしび)・・・株と現金のやりとりを行う日、約定日を含む3営業日後となります。
この「約定日を含む3営業日」で戸惑う人もいます。月曜日が約定日なら、月→火→水(受渡日)となります。また金曜日約定なら金→月→火(受渡日)となります。約定日を含むという表現が慣れてなくて戸惑う人もいると思います。最近はわかりやすく「2営業日後」と堂々と書いている証券会社もいるので、結果として「約定日を含む3営業日」と「2営業日後」の二通りの説明が混在していますが、意味は同じです。
■なぜ大事なのか
これは「現金がいつ手元にくるか」「配当金や株主優待が貰えるか」に関わってくるからです。
まず、「現金がいつ手元にくるか」ですが、受渡日に現金が振り込まれます。つまり約定日が月曜日なら水曜日となります(祝日が無い前提)。現金が必要な場合すぐに引き出せないので注意が必要です。支払いも同じく受渡日ですが、こちらはあまり覚えなくても大丈夫です。なぜなら現物取引の場合、必要な現金が証券口座にない場合は注文を受け付けないからです。つまり、株の売却代金で支払いを考えたら支払日までに現金化できないというトラブルはあっても、株を買ったが支払日までも現金が用意できないというトラブルは発生しません。
次に「配当金や株主優待が貰えるか」ですが、判定基準は受渡日になります。例えば3月31日(水曜日)が配当金や優待がもらえる基準になる場合、3月29日(月曜日)まで株を買わなければいけません。逆に3月29日に売却してしまった場合、配当金や株主優待が貰えなくなるので注意が必要です。
まとめ
- 東証株式市場は9:00〜11:30(前場)、12:30〜15:30(後場)
- 15:25〜15:30の5分間は取引が停止され最後に一本の値段がつくので、予想外の値段になることがあるので注意
- 寄り付きと始値、引けと終値(引け値)を覚えましょう
- 株の約定日から2営業日後が受渡日。現金化や配当金の受取を考えるなら注意をしましょう
