銘柄の選び方 Ⅲ)財務状況
倒産しない会社選び

株式投資は倒産が怖い。倒産するリスクがあるかどうやって見分けるの?
株式投資において最も怖いのが、そう倒産。株式の価値が0になることを考えれば、何よりも避けたい自体です。
今回は財務状況のチェック項目を幾つか私目線で話したいと思います。
自己資本比率
自己資本比率
会社全体の資産のうち、自分のお金(純資産)が何%あるかを示したものです。当然数字が高ければ高いほど、資産が多いので安全となります。目安は40%になるものの、銀行などは業務形態(人々から預金を預けてもらい、それを貸すことで利ざやを稼ぐ。預金は借り入れた資金のため負債≠自分のお金ではない)かなり低くなります。
通常は40%が目安になります。銀行だと数%ということもあります。いつも書きますが比較は同業他社間でしましょう。
ROE(自己資本利益率)
自己資本比率の話がでたので、ここでROE(自己資本利益率)の話をしておきます。
自己資本比率は財務の健全性を測るものですが、自己資本利益率はどちらかと言えば業績の話になります。
自己資本比率が高いほど手元に資産があるので安全なのは事実ですが、数値が高いということはいいことだけではありません。見方によっては、手元に資産がある=資産を有効に使えていない、とも捉えることができます。経済に関するコメントとかで「企業は設備投資をもっと促進を〜」なんて話はまさにその典型です。
$$ROE = \frac{当期純利益}{自己資本} \times 100$$
%で表示されますが、だいたい8〜10%以上が目安です。そして、これも自己資本比率と同じく、高ければ高いほどいいとも言えません。高すぎると、資本を投資に回しすぎていて、会社の手元資金が心細い可能性があります。見るときは自己資本比率とROEの両方を眺めましょう。
キャッシュフロー
もうひとつ、会社の財務を見る上で必要なものとしてキャッシュフロー(以下CF)が挙げられます。お金の動きを見る場所です。
CFは3つの項目が表示されます。
| 種類 | 概要 | 理想の状態 |
| 営業CF | 本業で稼いだお金 | 企業が設けているかどうか 当然+(プラス) |
| 投資CF | 将来の成長のために使ったお金 | 健全な投資をしているなら 過大ではないか注意は必要 資産を売却するとプラス −(マイナス) |
| 財務CF | 借金の返済や株主への配当金 | しっかり返済している 株主配当をしっかりしている(配当を出す余力がある) 逆に銀行からお金を借りていると手元資金が増えるためプラスへ −(マイナス) |
例えば売上が+100万円あっても、支払いが2ヶ月後ならそれまで手元に現金がありません。その期間に代金の支払いがあっても手元にキャッシュ(現金)が無いと支払えません(黒字倒産状態)。そのためキャッシュフローの管理が不可欠です。
基本はプラス・マイナス・マイナスと覚えましょう。営業CFはプラスが順当です。投資CFでは資産売却などがあればプラスになることもあります。プラスになった場合は中身を見ましょう。もしかしたら純利益が増益でも実は売却益で、本業を見ると経営が苦戦している可能性があります。財務CFでは銀行の借入などでプラスに転じます。借入理由などをチェックする必要があります。
フリーキャッシュフロー
営業CF−投資CFの金額をフリーキャッシュフローとといいます。本業の稼ぎから事業維持に必要な投資CFを引いた金額です。名前の通り企業が自由(フリー)に使える資金です。
フリーCFが潤沢な会社は、借入金の返済・株主への還元・成長投資(M&A等)なおを選択肢として行えるため、株価への評価も高いものとなります。
本日のまとめ
- 自己資本比率は財務の健全性の指標。40%以上が目安。銀行など一部業種は除く
- 自己資本利益率(ROE)は効率よく稼げているかの指標。8〜10%が目安。
- キャッシュフローは手元資金の動きを見れます。
- 営業CFは本業の稼ぎ(基本プラス)
- 投資CFは設備投資など将来の成長の支出(基本マイナス)
- 財務CFは借入金の返済や株主への還元など (基本マイナス)
- フリーCF(営業CF−投資CF)が多いと手元資金が多く投資家の評価は高い
